現在、環境トップに訓練しているデッキの一つ、ビショップデッキ。ダークネス・エヴォルブ発売当初は、ガルラと疾走を召喚するアミュレットを用いて、失踪ビショップが流行っていましたが、途中からエイラビショップという、「エイラの祈祷」を軸にしたビショップも流行りだしました。どちらも低コストで出来る、無課金には魅力的なデッキですが、はたしてどちらが強いのでしょうか。また、どちらが効率よくゲームを進められるのでしょうか。
エイラと疾走の特徴で選ぶ
まず、それぞれの特徴です。疾走ビショップは、アグロ寄りの、フェイスを削るのが早いデッキです。エイラビショップは、エイラによってパワーアップされたモンスターで相手を殴りつつ、自分のＨＰも回復するという、エイラさえ手札に来れば、どんな状況でも安定性のあるデッキです。
この特徴から考えると、ライフにそれほど関係無く、引きがある程度強ければ、7,8ターンで決着が見込める超越ウィッチには、エイラビショップは不利になります。しかし、逆に疾走ビショップは、超越ウィッチの準備が整わない間に決着をつけることができ、超越ウィッチには有利になります。
疾走ビショップとエイラビショップが戦った場合には、エイラビショップが有利になります。序盤は疾走ビショップの勢いが強いものの、疾走ビショップがライフを削り切らないうちに、エイラと、各種ライフ回復カードによって、戦況は徐々にエイラビショップに有利になるので、殆どの場合、エイラビショップは逆転してしまうでしょう。
そう、カードのデッキは、じゃんけんのグー、チョキーパーであるとも言えます。勿論、構成や引きによって覆せる程度の差ですが、エイラビショップ、疾走ビショップのどちらの方が強いかは、一概には言えないくらいの差だということですね。
エイラと疾走、カードの揃えやすさで選ぶ。
多くの人には、レジェンドカードや、ゴールドカードをどれだけ含んでいるかというのが、デッキを作る、最大の判断基準になるでしょう。効率を考えた場合には、少ないエーテル消費で大きな戦力アップをすればするほど強いデッキを早く作れるからです。
ムーンアルミラージやテミスの審判、獣姫の呼び声は両方に入るであろうカードなので、感情には入れないとして、まず、疾走だけに必要なのは、ガルラと、欲を言えばウルズでしょうか。対して、エイラだけに必要なのは、エイラの軸になるエイラの祈祷。です。ただ、シルバーカードのクレリックランサーとユニコーン、レディアンスエンジェルはあった方がいいでしょう。
かかる資産を見ると、シルバーカード9枚くらいと、ゴールドカード2枚程度の差ということで、疾走ビショップとエイラビショップの必要エーテルの差は、殆ど無いといってもいいでしょう。ただ、妥協するとすれば、疾走ビショップの方は、ウルズを抜かして、別の疾走持ちのカードを入れるという手が使えます。ギルガメッシュ等ですね。
そう考えると、安い疾走ビショップならば、そちらの方がエーテルのかからないデッキであると言えるでしょう。ただ、ムーンアルミラージはどちらかというと疾走ビショップの方が必要度は高いので、見方によっては高くつくとという考え方も出来ます。
これも、将来的には両方のデッキに入れたいカードなので、最終的な完成デッキを考えると、それほど差は生まれないでしょう。
エイラの方は、ベストなシルバーカードを揃えると、200×9。となると、1800エーテル必要で、2枚づつでも1200エーテルが必要になります。ゴールド1、2枚分といったところです。こう考えると、まずは疾走ビショップを作るというのもひとつの手かもしれませんね。
ナーフを見据えるという方法もある
将来を見据えた場合、エイラにはナーフが来る可能性が、疾走よりも高いと見られます。ナーフというのは、あまりに強くて、ゲーム全体のバランスを崩していると思われ、中でも致命的なほど強いカードが弱体化されるという出来事です。現在、シャドウバースでナーフされたカードは2枚。一つは収穫祭。こちらはコストが2から4になりました。もう一つは、同じくエルフのカードで根源への回帰。こちらもコストが5から7へと増大し、一気にゲームから見かけなくなりました。
つまり、協力過ぎるエイラの祈祷はナーフされ、エイラビショップが将来使えない危険性が、疾走に比べて大きいです。とはいえ、これをプラスに見ることも出来ます。過去にナーフされたカードは、売値が買値と同じになりました。つまり、ゴールドなら、800エーテルで作ったカードが、そのまま800エーテルで売れる。ということになりました。
必ずしもナーフされるわけではありませんが、ナーフを見据えてデッキを組んでみるのも、一つの手でしょう。勿論、来ない場合もあるので、そこはギャンブルになりますが・・・。
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