ウルトラ格闘王伝説！ウルトラマンレオ
ウルトラマンレオ(1)
2,020円 (税込)
ライター名：ナードマン
（https://twitter.com/kadowakidaisuke）
1974年、日本は「ノストラダムスの大予言」に代表される「世紀末ブーム」に沸いていました。国内外で起こる不穏な出来事が人々の心を曇らせ、誰もが未来への不安を抱いていた時代に、7人目のウルトラヒーロー、ウルトラマンレオは颯爽と登場したのです。レオの出身は「M78星雲」ではなく「獅子座L77星」です。光線技ではなく宇宙拳法が主体の接近戦を得意としており、必殺の「レオキック」で怪獣や宇宙人を打ち倒します。
ブルース・リーの映画「燃えよドラゴン」に代表されるカンフーブームの影響か、超能力で煙突をヌンチャクに変えて戦ったこともありました。地球におけるレオは、おおとりゲンという青年に姿を変えて暮らしています。地球ではスポーツセンターの職員として働いていましたが、当時の地球を守っていたセブンが戦闘で重傷を負い、セブンの変身能力を失ったことを受け、彼が隊長を務める宇宙パトロール隊「MAC」に入隊。殉職者続出の厳しい職場環境に身を置きながら、ダンの理不尽極まりない危険な特訓を乗り越えて、地球の平和を守ってきました。
「レオ兄さん！」でお馴染み、レオの弟、アストラ
ニセアストラ(ババルウ星人ver.) 「アルティメットソリッド ウルトラマン3」
890円 (税込)
ゲンは地球を第二の故郷としていますが、故郷のL77星は既に存在しません。かつてマグマ星人によって襲われ、破壊されてしまいました。レオは命からがら逃れましたが、弟のアストラはマグマ星人の奴隷となってしまいました。アストラの右足には「マグマチックチェーン」という足枷がついていますが、これは奴隷時代の名残です。地球時代のレオには、M78星雲、L77星の双方で「伝説の超人」として崇められている「ウルトラマンキング」が後見人のような存在としてついていました。キングは無敵に近い存在ですが、その能力をもってしても、チェーンは破壊することができていません。しかし、奴隷から逃れたアストラは、宇宙をさすらう中でレオに匹敵する高度な戦闘術を身につけ、たびたび地球のレオを訪ねては、兄弟の息の合ったバトルを見せてくれました。
アストラや多くの助けがあったものの、レオの戦いは辛く、激しいものでした。多くの戦友や近しい人々を失いながらも、レオは混迷する地球に平和を取り戻すことに成功します。その後、アストラと共に栄光の「ウルトラ兄弟」に列せられたレオは、地球をさすらい、のちに宇宙へと旅立っていたようですが、地球のことは片時も忘れてはいなかったようです。
ウルトラマンレオは「ウルトラマンゼロ」以後も活躍している
ウルトラ兄弟における「兄」にあたる「ウルトラマンタロウ」をはじめ、M78星雲出身のウルトラヒーローは、のちに「宇宙警備隊」など巨大な組織で様々な役職についています。兄弟の一員である以上、レオとアストラにもそうした職につけたのでしょうが、彼らはあえて一定の場所にとどまらず、風のように各地をさすらい続けました。その後もレオの活躍は続きましたが、ウルトラシリーズの歴史において、その存在が強く意識されることになったのが、2009年の「ウルトラマンゼロ」デビュー以後です。レオは禁断の力に手を染め、光の国を追放されたゼロを引き取り、弟子として育てていきました。
セブンの息子であるゼロを鍛えることは、レオにとって、自分を強くしてくれたセブンへの恩返しの意味もあったのかもしれません。ゼロは若く、礼儀に欠ける部分もありますが、レオに対しては「師匠」と呼び、尊敬の態度を崩していません。レオもまた、ゼロを厳しくも温かく見守っており、その関係は父と子のようでもあります。二人の関係性は、ゼロのデビュー作である「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」や「ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ」によく表れています。
ウルトラマンレオ ウルトラヒーローメモリアルフォトフレームパネル ウルトラマンレオ真夏竜直筆サイン入り
24,000円 (税込)
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