『スーパーロボット大戦X』は、近年のスーパーロボット大戦としては珍しくファンタジーの要素が強い作品が多く参戦し、話題となりました。キャッチコピーは「戦神達の運命は、新たな世界で交差 X-cross- する」と銘打たれたことからもクロスオーバーも満載です。2018年3月29日にPlayStation 4 / PlayStation Vitaでマルチリリース、、2020年1月10日には、Nintendo SwitchおよびSteamで発売され根強い人気を誇っています。
投稿者：ぼくおん
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ストーリーもユニーク！
ストーリーとしては、イオリ・アイオライト（男性主人公）または、アマリ・アクアマリン（女性主人公）を選ぶことになり、オート・ウォーロックゼルガードのパイロットとして相棒の魔法生物ホープスと共に、所属していた魔従教団の在り方に疑問を感じて出奔し、異世界アル・ワースの術士として旅をし始めます。主人公とホープスは異世界から「救世主」として招かれた戦部ワタルを助けることになり、物語が大きく動き出します。選ばなかった主人公はライバルとして作中に登場し、対立する方式になっているのもユニークなシステムです。
完成度が上がったゲームシステム
ゲームシステムでは、前作に当たる「スーパーロボット大戦V」をブラッシュアップした形でさらに完成度が上がっています。新たな要素として「Magicカスタマイズ ドグマ」があります。前作「V」における「TACカスタマイズ」に相当し、GRADEは6段階で、TacP（タックポイント）を使い段階を上げられることから、前作よりも歯ごたえがあります。各段階のGRADEには3種類の効果があり、そのうち1つを選ぶことで、Magicカスタマイズの効果は各ステージにおいて反映されます。また、GRADEの段階を上げるごとに主人公の持つ特殊能力「ドグマ」のコマンドが1つ増えます。（全6コマンド）。ドグマは使用すると様々な効果を発揮しますが、使用できるのは各コマンドごとに1シナリオに一度のみとなっており、前作よりもプレイヤーの戦略を求められるものに仕上がっています。こういったギミックがあるからこそ幅の効いたプレイが可能で、ファンからも評判が高いです。
異世界転生ファンタジーロボットが数多く参戦！
参戦作品としては冒頭にあげたとおり、ファンタジー性が高いテーマとなっているので、「聖戦士ダンバイン」「魔神英雄伝ワタル」「ふしぎの海のナディア」「魔装機神サイバスター」などの作品がよりその側面を強くしています。こういったコンセプトに沿った作りになっていることで、世界観に統一感が生まれ、非常にまとまりのある作品になっています。近年のスーパーロボット大戦の作品においても、かなりテーマ性が強いです。
発売してからおよそ二年ほどが経ちましたが、新たなプラットフォームにおいても発売されるなど、人気の高さは健在となっております。難易度においてもビギナーから、上級者まで幅広く楽しめるように設定がなされているので、今からプレイしてみても全然遅くはないことを感じさせる傑作となっています。
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