ブログランキング・にほんブログ村へ

映画レビュー ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

エンタメ

ライター名:ナードマン
https://twitter.com/kadowakidaisuke

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーを見てきた!

映画「スター・ウォーズ」シリーズは2017年で生誕40周年。昨年、全世界を沸かした「エピソード7 フォースの覚醒」の興奮も冷めやらぬまま、新たな作品が公開されました。それが「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」です。未見の方に断っておくと、この映画は「スター・ウォーズ」シリーズではありますが、華やかさのあるヒーローものであるメインシリーズと比べるといささか地味です。メインシリーズがヒーローものなら、この「ローグ・ワン」は戦争映画のような趣があります。

 

原典はエピソード4「新たなる希望」から!




物語の原典になっているのは、エピソード4「新たなる希望」のオープニングナレーションです。そこで語られている「反乱軍スパイによるデス・スターの設計図の奪取」がいかにして行われたのか、知られざる戦いの真実に光をあてたのが本作なのです。本作は「新たなる希望」の直前を舞台にしています。ジェダイはエピソード3「シスの復讐」で(表向きは)滅亡しましたが、その志を受け継ぐ「反乱同盟軍」は、再び銀河に自由と平和を取り戻すため、パルパティーン皇帝率いる「銀河帝国」に戦いを挑んでいました。

ローグ・ワンの魅力的なキャラクター


ジン・アーソ 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」 ムービー・マスターピース 1/6 アクションフィギュア
26,240円 (税込)/a>

ローグ・ワンは、帝国の究極兵器「デス・スター」の開発に関わる重要人物、ゲイレン・アーソの娘であるジンを筆頭に、同盟軍の汚れ仕事を担ってきたキャシアン、元帝国のドロイドであるK-2SO、ジェダイを信奉する盲目の武人チアルートと、その親友であるベイズ、そして元帝国のパイロットのボーディによって構成された反乱軍のはぐれ者チームです。彼らの目的は、全銀河に災いをもたらすデス・スターを破壊するため、その攻略に必要不可欠な設計図を手に入れること。大軍勢で迎え撃つ帝国軍に対し、彼らはわずか5人とドロイド1体、賛同者たちも戦列に加わりますが、それでも帝国には遠く及びません。

スターウォーズファンなら反応してしまう小ネタも


チアルート・イムウェ 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」 ムービー・マスターピース 1/6 アクションフィギュア
25,920円 (税込)

まして重要機密であるデス・スターの設計図が関わっているのですから、帝国も迎撃にも力が入ります。生還確率は極めて低いミッションですが、一つの目的で結ばれたローグ・ワンは、絶望的な戦いに予想もつかない結果をもたらすのです。すでに観賞済みの筆者は、十分満足のいく内容だと感じました。エピソード4と同じ時代の話だけあって、戦闘機や各種マシンの演出をはじめ、旧3部作を感じさせる演出や、ダース・ベイダー、ターキン総督、そしてC3-POとR2-D2など、ファンなら思わず唸る小ネタが満載です。

アニメ「クローン・ウォーズ」のキャラも登場!




レイア姫の養父であるベイル・オーガナの登場や、アニメ「クローン・ウォーズ」のソウ・ゲレラが実写で登場するなど、エピソード1-3、さらにアニメ版といった外伝ファンにも目配せが効いています。しかし、これらはシリーズを多少でも知っているから楽しめるものであり、そうした要素に注目しても、過去の作品を知らない人にとっては、何の驚きも感動もありません。

アクション満載でエキサイティング!

多くの人が「スター・ウォーズ」と聞いて思い浮かべる「ライトセーバー」の斬り合いも、本作にはありません。戦闘機の空中戦や銃撃戦、生身のアクションは満載ですが、それではほかのSF映画と変わらないという人もいると思います。賛否両論あると思いますが、「ローグ・ワン」はスター・ウォーズであることさえ気にしなければ、素晴らしい映画だと思います。

視点が変わっても王道!




友情、努力、勝利。少年ジャンプではありませんが、いい作品には共通する物語の軸があります。それはスター・ウォーズも本作も同じです。主人公たちをはぐれ者にしたのも面白い点だと感じました。正義と悪の境界線は、ジェダイと帝国のように明確ではありません。長年続くシリーズものだからこそ、こんな風に視点を変えた作品もあっていいのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました