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ドラえもん初のRPGにして名作キャラゲー「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」

ゲーム

 

投稿者:闇鍋にえる 様

ホームページ:http://ohada.wp.xdomain.jp/

ドラえもんと一緒に大長編シリーズの世界を冒険!


ドラえもん ギガゾンビの逆襲』は、1990年にエポック社から発売されたファミリーコンピュータ専用ソフト。
ドラえもんを題材としたゲームでは、初のロールプレイングゲームとなります。

タイトルにある「ギガゾンビ」とは、劇場版大長編シリーズの一作『ドラえもん のび太の日本誕生』の悪玉。古代日本から世界の征服を目論みますが、ドラえもんたちに阻止されます。

本作のストーリーはその後日談。再び世界征服を企むギガゾンビを止めに、タイムマシンで古代日本に向かったドラえもんたちですが、その途中で時空乱流に襲われ、散り散りになってしまいます。
ドラえもんだけが現代に帰りつき、本作の主人公である少年/少女(プレイヤーの分身で、名前・性別は入力可能)の家に現れます。
ドラえもんに協力を請われた主人公は、どこかへ行ってしまった仲間たちを探しつつ、ギガゾンビ打倒の旅に出ることになります。

ゲームは四部構成になっており、それぞれが大長編シリーズ『のび太の魔界大冒険』『のび太の海底鬼岩城』『のび太と竜の騎士』『のび太の日本誕生』のその後を描いたストーリーになっています。
それぞれの作品の主要キャラは大体登場しますし、上記以外の大長編シリーズの要素もサプライズ的に登場するので、大長編シリーズを知っていればいるほど楽しめる作品になっています(知らなくても十分楽しめます)。

ドラえもんの世界観を取り込み、独特な味のRPGに


ゲームシステムは『ドラゴンクエスト』など一般的なRPGを参考にしたものですが、そこにドラえもんのテイストを加えることで、独特な味のRPGになっています。

ドラえもんといえばひみつ道具ですが、本作では一般的なRPGにおける魔法のような位置づけになっており、それぞれに攻撃・回復・補助・移動などの効果が割り振られています。
そして、使用するために消費するのはMPではなく「ドラやき」。通貨ともなっているのですが、ひみつ道具のエネルギー源やお金として「ドラやき」が使われるのはいささかシュールな趣があります。
ただ、パーティー全員の共通リソースであるため、枯渇する危険が少ないというメリットはあるのですが。

また、ドラえもんのシンボルでもある四次元ポケットは、本作ではアイテムを大量に入れられる、ドラクエで言う「道具袋」として使うことになります(ちなみに、ドラクエの道具袋よりこっちが5年早かったりします)。
さらに、宿屋の代わりにドラミちゃんを呼び出して回復(「ドラやき」の補充もここで行う)、ネズミ系の敵に出会うとドラえもんが麻痺するなど、ドラえもんの要素があちこちにちりばめられています。

キャラゲーながら、歯ごたえのあるゲームバランス


キャラゲーというと、ゲームバランスがぬるいという印象がありますが、本作は結構シビア。

本作の戦闘では、敵は全体攻撃などは使わず、特殊な行動は状態異常攻撃・状態異常つき攻撃・ダメージ2倍攻撃くらいしかありません。
しかし、その分敵の攻撃力やHPが高く設定されており、雑魚戦でも気を抜くと簡単に戦闘不能にさせられるバランスになっています。
ボス戦ではそれがさらに顕著であり、ダメージ2倍攻撃を連続で2回喰らうと致命傷になるケースも。戦闘中に復活が出来ない(戦闘終了後に自動で復活する)仕様と相まって、緊迫感のある戦いになります。
ボスには攻撃系ひみつ道具が効かない事もあり、戦闘自体はワンパターンになりやすいのですが、常に緊張感のある戦いを演出することで、飽きさせない工夫がなされているのです。

ファンキキによるプレイ動画

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